伊江島・人形館伊江島亡霊百景　番外編

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伊江島亡霊百景　番外編

　　　　　　　　　　伊江島亡霊百景

　　番外編　「夢判断」
　

　その４　未来の記憶　前編

　※この記事は「夢判断」その３　夢日記　後編　の続きです

　　

　　　心理ゲーム好きですか？私は大好きです、
　「あ～、これあたっている」とか、「これはないだろう」なんて突っ込んだりして、
　楽しいですよね、　しかし、私が思うには心理ゲームと夢判断とでは大きな
　違いがあると思います、

　　　

　　　心理ゲームは質問の回答をなるべく自分に有利な方向に運ぼうとします、
　　強い意志の働く　意識の世界　だとおもいます、
　　　「夢判断」は心の中の　無意識　に迫ろうとします、鎧を着ない、理論武装
　をしない生身の自分を知ろうとしています、

　　　夢は睡眠中におこります、　睡眠は体の休憩でさまざまな体の制御がoff
　　になります、脳も休憩をすれば良いのですが、時に、脳だけが一人歩きをし
　　夢をみせるようです、　しかし、夢は強い意志が働かず、鎧を着ない、意識の
　　制御のない　無意識の夢が前面に出てくるようです。

　　　その無意識こそ、裸の貴方なのかもしれません、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　例えば、心理ゲームで「お酒は何が好きですか？」と聞かれたら,意識に
　　支配されたオシャレな貴方は「そうね、ワインかしら、だけどワインのことは
　　よく解らないのよ、だけどワインは好き」なんて回答するのではありません
　　か？
　　　　　
　　　　

　　　もし、睡眠中の、無意識が働いている貴方に同じ質問ができたとしたなら
　　「日本酒よ！日本酒！熱燗に決まってるでしょ、つまらない質問しないで！」
　　なんて怒られたりして、でも、そのような無意識の夢にこそ、貴方の脳が
　　貴方におくる重要なﾒｯｾｰｼﾞが隠されているのかもしれません、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　私たち人類は野生的な原始人だった時代があります、それ以前には
　　野生動物だった時代があります、
　
　　その時の脳の感覚は、今の現代人の感覚と同じものだったのでしょうか、
　　　例えば、大地震の前には野生の鳥たちがまったくいなくなるような現象、
　　そういった感覚は私たち人類の祖先にはなかったのでしょうか？

　　

　　　野生動物だった時代の感覚や能力、現代人とは違った感覚や能力が、
　　もし、今の、現代人にも残っていたとしたら、それは、やはり脳のもっとも
　　深い部分、無意識の記憶としてその能力とともに記憶の引き出しにしま
　　われているのではないかと私は思うのです。

　

　　　もし、人類レベルで「無意識の記憶の引き出し」に未来への警鐘とも
　　思えるべき「未来の記憶」が飛び込んでいたなら、自分の子供たちの
　　未来に不安を憶えるような「未来の記憶」があったなら、人々は子供を
　　生まなくなっていくのではないでしょうか、
　　　（なんとなく不安）それが　無意識　ですから。

　　　貴方は、そのような、未来の警鐘とも思えるような夢をみたことは
　　ありませんか？